乗せられているけど、抵抗を感じない

あれれ、なんか気持よく乗せられている、、、、、

だれかの話しを聞いていて、そんなことを思ったおとは

ありませんか。

なんか、相手の話しに自分が乗っかているイメージ。

でも、全然嫌な感じも抵抗も生まれないんだけど。

ミルトンモデルの「歪曲」

今日はミルトンモデルの「省略」に続き「歪曲」につい

て解説させて頂きます。

歪曲は全部で５つのパターンがあります。

省略よりもより具体的な領域に入っていきます。

「省略」は、省略した部分を聞き手の想像力に委ねると

いう要素があるのですが、「歪曲」はＡとＢを繋げたりす

るので、より具体的なのです。

それでは、５つのパターンをその概念だけ今日は書きま

す。

(１)前提

ある文章を理解するために、正しいと仮定せざるお得

ないもの。

↓例

「これはあなたが次のステージに上がるために、必要な

のです」

(２)マインドリーディング(読心術)

どうやって分かったか説明しないまま、他人の考えや感

情が分かるという主張。

．．．．．かもしれませんね

「たぶん」

「．．．．でしょう」

などの言い回しを使って歪曲する

(３)価値判断者の消失

価値判断をする主体である人物が抜け落ちたままなされ

る評価的な表現

(４)因果関係

あることが起こると、そのためにある別のことが起こる

と示唆すること

(過去、現在、あるいわ未来形)

(５)異なったものの同一視(等価の複合観念)

(通常同時に起こっている)２つの物事が、同一だとされ

ること。一つのことがもう一方のことを意味する

ちょっと分かりづらいかもしれませんね。

次回は、ひとつひとつ詳しく解説します。

交渉事が楽になる

この「歪曲」を身につけるとより具体的な場面で影響力が増し、交渉事が楽になります。

自分の主張が通る

ミルトンモデルの「歪曲」は本質的には関係がない2つ

の物事をさもつながっている、関係していると思わせる

ことが出来ます。

これは、誰しもが普通に使っていることなのですが、無

自覚な状態でのやっているのはほとんどです。

これを、自覚・認識してより戦略的に使うことは、自分

の主張が通る可能性が高くなるということが言えます。

そして、省略よりより具体的なテーマの時に有効です。

心理療法に革命を起こした

ミルトン・エリクソンが心理療法の分野で活動しはじめ

た1920年代は、精神的疾患を直すのに心理療法家へ何

年も通っても、全然成果が出ないというのか普通でした。

10年余年かかってやっと回復したなどというケースはざら

でした、治らないままになることも多かった時代です。

しかし、ミルトン・エリクソンは、実践と研究を重ね

その卓越して才能で短期間に完治することができはじめたのです。

その完治するまでの期間は、年をおって短くなりました。

数回の治療で治るケースも出てきたのです。

これは、業界の常識からすると圧倒的なものでした。

この圧倒的結果を出すことによって、生まれた技術がミ

ルトンモデルです。

ミルトン・エリクソンの成果

この言語の使い方は、ミルトン・エリクソンが膨大な量

の心理療法の実践と、研究によって導き出されたもので

す。

より詳細で具体的にテーマ使う

省略より、詳細で具体的なテーマでより自分のペースで

こちらの意図を伝えることができるのが、歪曲です。

手順としては、省略を使って大枠の方向性を導き、より

詳細に落として歪曲を使うというのが、良いと思います。

もっとも、その状況によって変わるので、一概には言え

ないところが有りますが。

影響力を発揮する

具体的なテーマの場面で、影響力を発揮することができ

るようになります。

まずは理解する

歪曲をまず何となくでいいので、理解をすることから始めてみてはいかがですか。

今日はこの辺で、、、、、、