
今日は、「名詞化」にいつてい解説させて頂きます。
【名詞化】
実はプロセスであるが、それがあたかも「もの」である
かのように表現する言葉。
名詞化されることで、プロセスであったものが、時間の
中に固定される。
例を挙げて説明します。
①これからの体験がもっと大きな成長ともっと大きな智
慧をもたらします。
②この選択をすることで、新しいチャンスが広がってい
くこという船出をすることになります。
③今までの流れを逆転する機会を得ることは、あなたに
とって、底力を発揮する開く道であるわけです。
アンダーラインを引いた部分が「名詞化」に当たります。
これは何をやっているのかというと、それぞれの名詞は
プロセスになり、それを名詞に置き換えて固定していま
す。
①の体験というのは、これからする色々なプロセスを“体
験”と一言で括っています。
この色々なプロセスを一言で括ることで、その言葉の意
味が固定化します。
この文の名詞化ワード「体験」「成長」「智慧」の3つが
固定化するのです。
するとあたかも
「体験」=「成長」「智慧」
という式が聞き手に刷り込まれます。
そして、それぞれの名詞にたいして個人的な意味を利き
手側が埋めるのです。
そして、名詞化を使うことで、聞き手の内部の経験にそ
ぐわないことを口にする危険を冒さないで、有益に暗示
を与えることができるのです。
5つ全てのパターンに言えるのは、その対象を省略する
ことによって、聞き手の想像力に基づく方法で、こちら
の意図した方向に意識を向けてもらうということが、根
底にある考え方です。
今日はこの辺で、、、、、、、、、
LEAVE A REPLY