何故人は、自分の行動をコントロール

できないのでしょうか？

 

何故、ダイエットしているのに、スイーツを

やめられないのでしょうか？

 

何故、夜更かし習慣をかえられないのか？

 

何故、ランニングを始めたが数日で挫折

してしまうのか？

 

 

今日は、人は自分がとっている“行動”の

理由を実は、分かっていない。

という話しをさせて頂きます。

 

 

「この行動をとっている理由」が何故か

分かると、自分が変えたい行動が合った場合、

その行動の意味付けを変えることにより

理想的な行動へと変えていけるのです。

 

逆に、今自分が選択している行動の理由が

分からないと、変えられないのです。

 

「この行動をとっている理由」は現状のままで、

無理やり行動だけ変えても、途中で挫折して

しまうのです。

 

痩せたくて、食事制限をしたが、段々以前の

食事に戻ってしまい、結局リバウンドした。

などというケースは世の中に枚挙に問いません。

 

現状の食生活を選択している理由が深層心理に

存在していて、その理由を把握しそこから

変えないと、行動を変えるのは困難です。

 

その行動を生み出している心理的要因が必ず

あるのです。

 

ＮＬＰではそのことを、見ていくことが可能で、

かつこの深層心理の部分に変容を狙って

起こしていくことが出来るのです。

 

あなたの、行動している深層心理的要因を明確

にして、その要因をどうしていくかを選択して、

行動を変えていく。

 

これができるのがＮＬＰです。

 

 

 

人は自分が起こす行動の理由を分かっていない

のに、それを知る方法は世の中にあまり

広がっていません。

 

あなたは、日々色々な行動をしていると

思いますが、そのそれぞれの行動をとっている

理由を知る方法を持っていますか？

 

そして、この何故を明確にすることはとても

難しいのですが、それが出来ないと変えたい

行動を変えることができないのです。

 

 

私は中学生の時から対人恐怖症で人とあまり

うまく付き合うことが出来ず、悩んできました。

 

人との関わりのなかで起こる自分の反応、

行動を変えたくて、色々と努力してきましたが、

行動を変えるのはとても困難でした。

 

人が苦手な自分なのに、あえてどんどん積極的

に人に話しかけたり、誘ったりしてきましたが、

全然うまくいきませんでした。

 

やればやるほど、しぐさが不自然になり、

相手に変な人と思われ友達もできませんでした。

 

 

行動を変えるのは、その元の部分を変えないと

できないということを、痛感してきたのです。

 

 

この「行動を起こしている理由」を知る必要が

あるということには重要な３つのポイントがあります。

 

 

(１)行動の理由を思い出す

 

何故、自分が朝必ず会社の前のコンビニで

ホットコーヒーを買うのか？

 

何故、夜中にポテトチップスを一袋食べて

しまうのか？

 

何故、毎晩晩酌しているのか？

 

何故、お風呂で一番最初に洗い出す場所が

決まっているのか？

 

何故、３年間やめていたタバコを最近吸い

始めてしまったのか？

 

何故、今の上司との会話を出来るだけ短く

すまそうとしているのか？

 

 

これらのようなことをやっている人の大半は、

「この行動をとっている理由」を分かっていな

いのです。

 

 

(２)人間は行動を自動化している

 

今起きていることを全部把握していて

どうするかを決めていたら、時間もエネルギー

もかかりすぎて、生活がままならなくなります。

 

朝食を取る習慣のあるひとは、自動的に朝に

なると朝食をとります。

 

このとき、本当に身体が食事を

必要としているか？

 

どんな食事が良いか？

 

水分料はそれだけ必要か？

などと一々、体調を確かめ、それに基づく

行動を検討して選択するなどしていたら時間が

かかってしまい、物事が回らなくなります。

 

 

人の行動の大半は自動的に起こるように

設計されているのです。

 

 

 

細かいことを一々情報収集→検討→決断→行動

 

などというプロセスを通していたら、大変です。

 

そして、この自動的に行動しているという

ことが、その行動の源泉を分かりにくく

しています。

 

 

(３)感情的反応で行動している

 

人は、感情で行動を決定しています。

人間はなにか欲しいと感情で決めています。

 

この欲しいとうのは感情で、そのモノや状況を

手に入れると感情的に嬉しさ、面白しろさ

という感情が伴うので、この感情が欲しくて

行動を起こします。

 

この感情が起こる理由がよくわからないのです。

 

スキーが好きな人が何故スキーをしている

最中に、喜び、快感、面白い、楽しい

というような感情が沸き起こるのか？

 

これが、よくわからないのです。

 

 

これらの要因で、人は自分の行動の理由を

分かっていないし、分かるのにはその技術が

必要になります。

 

 

 

人は、自分の行動の理由を分かって

いないので、その理由を変えられず、

行動を変えられないのです。

 

 

 

 

行動を変えられないジレンマを解消する

ことが、ＮＬＰでは可能なのです。

 

ある人の例ですが、コンビニで毎日

菓子パンを４～５個買って夜食べてしまう

という方がいました。

 

何故、その行動を起こすのか？本人は

分かっていません。

 

その方にそのパンを買う時、そして家に

着いて食べている時湧き上がる気持ち、

感情はどんなものかですか？

 

そして、その時の気持ち感情を今じっくりと

思い出しながら味わって下さい。

 

と申し上げました。

 

すると、あ～この気持ち、感情は小学校

２年のとき、両親が忙しくて家にいなくて、

留守番をしているとき、家にあった菓子パン

をよく食べていて、食べている時だけ、

美味しくて寂しさを感じなかったということ

を思いだしたというのです。

 

つまり

 

「菓子パンを食べる」＝「寂しい気持ちを感じない」

 

というプログラムがその方の中で存在していたのです。

 

その後、その方はもう菓子パンを食べたく

なくなりまた。

 

今は、大人でご主人もいて寂しくないのに、

「寂しい気持ちを感じない」という無駄な

プログラムが存在していたと、意識で

気づいたのです。

 

そなると、この無駄な行動を起こす意味が

なくなったのです。

 

 

ＮＬＰがわかってくると、この菓子パンの

例のように、自分の行動の心理的理由を

見つけることが出来ます。

 

そうすると、行動も変わります。

 

あなたは、行動をより理想的なものに

変えていく力をＮＬＰを学ぶと、

手に入れていくことが出来るのです。

 

 

 

ＮＬＰはちょっと勉強しただけで、

身に付くものではありませんが、まず

普段の生活のなかで、あなたが変えたい

行動があった場合、下記の質問を

自分にしてその解答を紙に

書いてみてください。

 

その行動をとり続けているのはなぜか？

→

その行動をやめる、もしくは変えると

良くないこと、都合が悪いことはなにか？

→

 

このことが、あなたの心理を探る

トレーニングになります。